2017年7月20日木曜日

復活おめでとうございます♪

暫く前の記事
百花繚乱ってヤツ・・・

コレの中でウチの親父が持っていたバイクのエンブレム

フライバード・・・

これはなんだろう?って思って調べた事をUPしてたんですが
このフライバードを製造していたメーカー『土井産業株式会社』は健在で
しかも社長の矢野様が記事をご覧になってコメントを残して戴けるという
光栄に預かった訳ですが

この度晴れて『フライバード号』見事にレストアされて
メーカーに里帰りしたそうです☆
詳しくは矢野様がコメントにご紹介されているコチラ→『改華堂日記』様

おいら思うんですけどね・・・
ま、色々有って今は一人で細々働いてる訳ですが
今の時代、ある程度の設備・・・工作機械や測定器を所有し
設計者、製造や組立の技術者も居る企業で
参考となる車両が有ったとしても・・・
それを手本に実走出来る物をイチから全部作ろうって気になるか?と。

作れるか?と問われれば『作れる』でしょう。
ぜ~んぶバラして3次元測定♪CADで図面起こして素材調べて
工作機械に数値をポチっとな
購入できる部品はネットで調べて発注~

でもソレをしようと思うか?
「え~っ?メンドクセェ!コスト考えろよ~」
「買ったが早いって」
「そんなコトしてコンプライアンス的にどーなん?」等々・・・
時代と言えばそれでおしまいなのも判るけどさ

当事の自動車やオートバイ、その他諸々
製造してた会社の多くはソレをやったって事ですよねぇ

3次元測定器なんて無いだろうからノギスとかで採寸
曲線とかは自在定規?
それを元に製図台で図面を手書き。
職人さんに図面と参考用にバラした元の部品渡して~
足りないノウハウを
「ココってこうなってるけどこーゆー意図なんじゃない?」とか
相談しながら汎用の加工機使って作って行ったんだろうと思う。
それがどんだけ労力を必要とする事か・・・

それじゃあコピーとかパクリとか得意なドコゾの国は
素晴しいって言うのか?ってな話にしちゃう人も居るだろけど
でも3Dプリンターでお手軽♪労せずパクって一儲け~とは
一緒に出来ない部分が有ると思うのよね
利益を追求するのが目的である以上
苦労したしないで違いは無いのだろうが・・・

それでもやはり
当事の人達の「作ろう!」って意欲は凄いと思いますよ
もっと評価されていいんじゃないかと思う。
特にこのフライバード号
リンク先ブログの記事に書かれているように
車体のあちこちに『特許出願』の刻印があって
ただのコピーではなくオリジナルを目指して開発されている車両。
車体を見る限り古い英国車的な雰囲気が有るので参考とした物は有ったとしても
メーカーの土井産業HPを見ると
昭和20年4月に航空機の整備組立の会社として創業されているとの事なので
エンジンや緩衝装置等の機構は航空機の部品を参考にしたもので
オートバイ製造に必要なノウハウが有った訳ではなかったのでは?
そこから量産製品として世に送り出すまでに至ったのですから
そりゃ並大抵ではない凄い努力が有った筈。


今回のフライバード号復元プロジェクト
こんな取組みをされる会社って良いですね(^-^)b